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戸髙鉱山

採鉱から出荷まで

石灰石原石を採掘する切羽から、破砕工程、船積出荷設備まで、戸髙鉱山の石灰石が上質の製品として生まれ変わるまでの一連の流れをご紹介します。

切羽

  • 切羽イメージ

鉱石の採掘作業が行われている場所が「切羽」です。戸髙鉱山では、胡麻柄鉱区と神野・八戸鉱区、二つの採掘鉱区にて操業を行っています。

積込・運搬

  • 積込・運搬イメージ

切羽で起砕した鉱石はホイールローダ、パワーショベル等で35~100tダンプトラックに積込み、立坑に投入しています。

小割室

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立坑に投入した石灰石のうち、1m以上の大きなものを油圧式ブレーカで小割りします。小割機は光ケーブルを介して約10km離れた中央管理室より遠隔操作しています。

破砕設備(クラッシャ)

  • 破砕設備(クラッシャ)イメージ

石灰石は用途に応じて破砕機により細かく砕いていきます。現在13基の破砕機が稼働しています。

長距離ベルトコンベヤ

  • 長距離ベルトコンベヤイメージ

山元設備と港頭設備をつなぐベルトコンベヤは、総延長4.8km、輸送能力は3,600 t/hです。1日約4万tの石灰石を輸送することが可能です。また防音・防塵のため大半は坑内設備としており、坑外部分はコンクリート構造物で覆っています。

貯鉱場

  • 貯鉱場イメージ1

山元、港頭にセメント用、鉄鋼用、骨材用の貯鉱場があり、各製品の安定出荷が可能です。

船積出荷設備

  • 船積出荷設備イメージ

船積みは第1桟橋及び第2桟橋の2系統で行われています。第1桟橋は2万t級、第2桟橋は1万t級船舶の接岸が可能であり、各桟橋のシップローダー(船積設備)で次々と入港する船舶に積込みを行っています。

中央管理室

  • 中央管理室イメージ

常時2名で山元から港頭までの全設備を中央管理室から監視、操作しています。最新の制御システム導入により、高効率な設備の運転操作を可能にしています。